コペンのフロントサスペンションの異音について
まずノーマルのコペンですと距離を乗ってくると、フロントサスペンションからキコキコという異音が発生してくる場合が多いはずです、これは、フロントスタビライザーのエンドブッシュにミラやムーブなどでは使われていない、金属カラー入りのゴムブッシュが使われていて、それが劣化して金属部分がむき出しになり、金属同士が擦れ合って出す異音です。

これが劣化して金属部分が露出してしまった純正ブッシュです、挟み込むように使われている後ろ側だけに使われているものです、剛性を出すためこうなっているんですね、ちなみにミラなどは前後ともカラーなしのゴムブッシュです。
この異音を回避するには新品に換えるか、社外のブッシュに換えるかです。

マーシャンクレート(左)とSDM(右)の社外のエンドブッシュです。
どちらも固いですが、より固いのはマーシャンクレートの方です、打ち合わせるとカチカチと音がするほど固いです。
この部分はネジレが発生するのである程度動かなければいけないのですが、SDMの方はやわらかいですが、サスのブッシュ取り付けの溝形状に完全に入り込んでしまうので動きが完全に規制されてしまいサスや、スタビライザー取り付け部からキシミがでやすいようです、マーシャンクレートのほうは段がないためにある程度の動きを容認しているようです、ですが、どちらもグリス切れが起きるとキシミ音が発生するようです。
長い間、マーシャンクレートブッシュとダイフクスタビライザーブラケットを併用してきましたが、ギシギシとキシミ音が発生するために、およそ半年に一回はばらしてグリスアップをしなければならないため面倒でした。
そして今回もギシギシしてきたのでグリスアップして組みなおしたのですが…キシミが消えません?

!なんとダイフクスタビライザーブラケットのブラケットが偏磨耗しているではありませんか…。しかし買い換えるのも又同じことになるしな〜と思うところ、いろいろ考えてみる。
@金属同士があたるから頻繁にメンテナンスグリスアップが必要になる。
Aエンドブッシュはある程度動かなければサスやボディ取り付け部に負担をかける(サスそのものがキシミ音を発生させる)。
Bかといって動きすぎればハンドリングがダルになる。
Cダイフクスタビライザーブラケットは取り付けを10mm以上下げているので厳密にはサスペンションジオメトリーは狂っていて、キシミ増長の一旦を担っている(つねに引っ張っている)。とりはずすとキシミが減少するのでわかります。
ということで考えて取り付けを変えてみました。
まずエンドブッシュですが、純正では後ろ側にカラー入りなんで、後ろ側をマーシャンクレートのブッシュ、前側を純正のカラー無しゴムブッシュに変更、キシミ対策と前後動を規制しつつ、ネジレはできるというイメージです。

で、ダイフクスタビライザーブラケットにかわりみんカラでおなじみの
スタンダードセパレートカラーSUS304 岩田製作所 SCSS 2512S
です。ダイフクのカラーは大きいのでブラケットなしだとフレームと干渉してしまうんです。
あえて、ゴム部分は残して異音の対策としました、接触しているのはゴムと金属ということになります。
金属と金属より剛性は落ちますが、純正のゴムとゴムよりは剛性は上です。
さて、この状態で試乗してみると…、異音はまったくなし!少しクイック感は薄れました、でも純正よりははるかにカチッとしています。
今回のことでわかったのはなんでもかんでも剛性をあげればいいということではないということ、動かなきゃいけないところはしっかり動かなきゃいけないということですね、純正には意味がある!